統合失調症と自閉
昔、自閉症と児童統合失調症は同一の病態であると考えられていて、児童精神病として、ひとくくりに呼ばれてきました。しかし、1970年代に入ると、自閉症には、低年齢で発症し、精神遅滞や重いコミュニケーション障害が認められたの対し、小児統合失調症では、5歳以降に発症し、幻聴や妄想がみられ、統合失調症の家族歴が多いなど、二つの間に違いがあることがわかり、自閉症と児童統合失調症が別の病態であることが明らかになりました。しかし、それにより、3つの新たな問題が出てきました。 高機能自閉症は言語年齢が10歳を超えたころに、心の理論の獲得がなされ人の心が読めるようになってきます。しかし、自閉症では普通の人とは異なった脳の領域を用いて人の心を読んでいるらしく、特異な感情の読み取り方をします。それが、被害念慮を起こさせ、妄想的な読み間違いをすることもあり、統合失調症様症状を引き起こすのではないか、と考えられます。統合失調症と自閉症は連続性が存在するものと考えられますが、統合失調症様症状を引き起こす主要な原因は、生来の社会性の障害を背景にした反応性の精神病症状であると考えられます。
統合失調症を治療する方法
薬だけに頼らない方法。 | ||
マニュアルは簡単な四つのステップ方式。 | ||
うつ病、統合失調症、発達障害などの精神疾患を抱えて、生活保護費だけでは生活が困難で、 |